レネPのおしゃべり館

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Netflixの突然の株価回復の裏

先週の一週間だけで、Netflixの株の価値が15%上がり、株価が途中で何回も落ち込んでいる今年の2月と比較すると、30%のアップになっています。

そのNetflixの株価の急増に大きく二つの原因があると思われます。

Appleに買収される噂

去年からあっちこっち広がっている噂ですが、最近Apple CEOのTim Cook氏の発言により、新たな燃料が加えられました。米紙のFinancial Timesも先週それについての大きな記事を出していて、かなりの話題になっています。その影響で4月にまたガクッと落ちてきた株が大きく回復しました。 

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ただし、最近の株価の増加を考えるとNetflixを買収するにはバッドタイミングだという考えもあります。株価でいうと今の急増を入れても去年の勢いほどの数字にはなってないですが、それでもNetflixのバリューは440億ドルです。(日本円にするとさらにわけがわからない数字になるのでやめておきます。)

Disneyとのパートナーシップ

Appleの他にDisneyやAmazonNetflixに興味を持っていると言われていますが、その2社のどれかがNetflixを買収する可能性はやや低いと思います。むしろ、DisneyはNetflixの株価の増加に大きな影響を与えています。

2012年にNetflixとDisneyの間に結ばれた協業契約の一つの条件として、今年の夏からDisneyの新作を放送できるのはNetflixだけになります。つまり、今年のヒット作品「ジャングル・ブック」や「ズートピア」、「シビル・ウォー」をネットで見たい場合は、Netflixを使うしかありません。

それだけではなく、これ以降の話題作であるスターウォーズブランドの「ローグ・ワン」や大ヒット作「ファインディング・ニモ」の続編「ファインディング・ドリー」もそうなりますし、その作品のテレビ放送もない予定です。

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まとめ

海外で2011年からあるもともとNetflixのコアビジネスになっていたDVDレンタルサービスを利用しているユーザーは毎月減りつつありますが、代わりにストリーミングのサービスが絶好調で、現在のユーザー数は8000万人を超えていると言われています。

特にオリジナルシーズの人気が相変わらず高く、その中にもディズニーが持っているマーベルブランドの作品が一つの重要軸になっています。

買収の話がそのまま噂で終わってしまったとしても、今年の夏以降に本格的に起動するディズニーとのパートナーシップのおかげでこれからも株価が上がる可能性が高いと見られています。

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参考とソース:

money.cnn.com

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